ITマーケティングNews vol.39
Googleが重要視する「E-E-A-T」をご存じですか?~E-E-A-Tの意味を知ってSEO対策に役立てよう~
検索サイト最大手であるGoogleは、その検索品質を改善するために「コアアルゴリズムアップデート」と呼ばれるアップデートを定期的に実施しています。特に2024年3月に実施されたアップデートは大規模なもので、検索結果の順位変動値は大きいと予想されています。現在のSEO対策で重要なのは「ユーザーファースト」「コンテンツの品質」であると言われていますが、その中でも注目を集めているのが近年登場した「E-E-A-T」という概念です。
今回はこのSEO対策に不可欠な「E-E-A-T」について解説します。
■ 「E-E-A-T(イーイーエーティー/ダブルイーエーティー)」とは
E-E-A-Tとは
Experience(経験) Authoritativeness(権威性)
Expertise(専門性) Trust(信頼)
の頭文字をとったGoogleの造語で、SEO対策を行うにあたって必ず耳にするホームページの評価要素です。現代におけるSEOではコンテンツの質を重要視しており、その象徴としてE-E-A-Tという概念が登場しました。
・Experience(経験)
- 著者がそのコンテンツに対して必要な経験をどれほど持っているか
- 実際に経験したこと、または誰かが経験したことを伝えているなど経験に基づくコンテンツは信頼性が高いとみなされる
たとえば…(例)商品レビュー
・Expertise(専門性)
- 複数のジャンルや情報を取り上げるホームページよりも、1つの内容を取り上げるホームページの方が専門性が高いとして評価が高い
- ホームページの運営者が、素人なのか専門的な資格や経験があるのか
たとえば…(例)筋トレ
・Authoritativeness(権威性)
- 著者またはホームページが「信頼できる情報源としてどの程度知られているか」
- 第三者から認知度、評価を得ている=有益な情報源である
たとえば…(例)病気の治療法
・Trust(信頼)
- Google「4つの中で最も重要」
- ページの「正確性、誠実さ、安全性、信頼性」
たとえば…
概念がわかったところで、では具体的に何をすればいいのか?難しいですよね。
裏面ではE-E-A-Tの評価を高める具体的な施策ポイントを考えてみましょう。
■ E-E-A-T評価を高める具体的施策ポイント
・Experience(経験)
- 実体験や実務経験、経験者へのインタビューを元にしたコンテンツ作成
- 一次情報でオリジナリティを高める
・Expertise(専門性)
- テーマ・ジャンルに特化、扱うテーマを絞り込めば絞り込むほど、専門性は高くなる
- 専門知識を記載する
・Authoritativeness(権威性)
- 専門家への取材や監修(専門性を高めるのにも有効)
- 良質な被リンクの獲得(大手メディアや公的なサイト、関連性のあるサイト、権威性の高いサイトなど)
- サイテーション(口コミも含め企業名やサイト名、商品・サービス名が他のホームページやSNSで記載されること)の獲得
・Trust(信頼)
- 引用・参照は公的機関から行い、出典元を明記
- 運営者・企業情報の充実(一緒にSNSや保有しているブログへのリンクを記載しておくのも有効)
- 定期更新で最新情報の提供、過去記事も見直す
- ページの公開日や更新日を記載しておくことも有効
E-E-A-Tに配慮し、ユーザーに有益なコンテンツを提供し評価してもらえるよう、ユーザーファーストの精神でサイトの品質を高めていくように心がけましょう。
※掲載している内容はすべて2024年3月時点での情報です
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(構成 / アイ・モバイル ITマーケティング研究所)
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