ITマーケティングNews vol.42
SNSをビジネス活用する5つの手法
現代のビジネスにおいて、SNSは単なる情報発信ツールにとどまらず、売上拡大やブランド強化に欠かせない重要なマーケティングプラットフォームです。しかし、多くの中小企業経営者が「どう活用すれば効果が出るのか」と悩んでいるのも事実です。今回は「SNSを活用したマーケティング手法=SNSマーケティング」において、SNSをビジネスで活用する5つの手法を分かりやすく解説し、ビジネスを加速させるためのヒントをお届けします。
■「SNSマーケティング5つの手法」とは
技術進歩やコロナ禍の影響からデジタルマーケティングの重要性と浸透は急速に進み、今や若年層だけでなく高齢層へのアプローチも可能になってきました。
特にSNSマーケティングについては、その利用者の増加と共に重要性が高まっています。
SNSマーケティングではLINEやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSメディアを活用して、中長期的な計画で認知拡大や売上貢献を図っていくことになります。活用手法としては「SNSアカウントの運用」が真っ先に思い浮かぶと思いますが、実はそれ以外にもあることをご存じでしょうか。
■どんな手法があるの?SNSマーケティング5つ

①SNSアカウントの運用
自社の公式アカウントを開設して運用、情報発信やユーザーとのコミュニケーション、キャンペーン実施などを継続的に行う
●企業とユーザー、双方向のコミュニケーションを行える
●ユーザーとの接点を増やし、親しみや愛着を感じてもらい、信頼関係を構築してファン化できる
●公式サイト・ECサイトへの誘導ができる
【PICKUP!投稿のポイント】
✓商品・サービスに合ったSNSを選定する
✓ユーザーにとって魅力的で有益な情報を提供する
✓過剰な宣伝は避ける
✓継続的、定期的に投稿する
【!反面、注意点も……!】
●炎上するリスク
●正確な情報を発信する
●ユーザーにとって魅力的なコンテンツを発信する必要性
●成果が出るまでに時間がかかる
●運用業務の負担

②SNS広告出稿
各プラットフォーム上に表示される広告を出稿する
●文章だけでなく画像や動画など、より訴求力の高い広告を配信
●ユーザーをターゲティングして配信できるため、精度の高い広告配信が可能
●期間や予算も柔軟に設定、Webの管理画面上で出稿から効果測定まで行え、スピーディーに対応できる

③SNSキャンペーン
ユーザー参加型のイベントを企画、参加してもらう
●フォロワー増加、認知度拡大、販売促進、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の獲得
●プレゼントキャンペーン、ハッシュタグキャンペーン、投稿型コンテスト、フォロー&リポスト・いいねキャンペーン 等
●参加時に二次利用を承諾してもらうことで、UGCをその後活用できる

④インフルエンサーマーケティング
SNS上で強い影響力を持つインフルエンサーに、商品・サービスを紹介してもらう
●商品を使った動画の配信、新商品開発の監修、アンバサダーとしてパートナー契約、ライブ配信による商品販促 等
●インフルエンサーからファンに向けての情報発信なので、広告感が薄く受け入れられやすい
●特定のジャンルに特化している場合、刺さりやすく訴求力の高い情報発信ができる
●必ず広告であることを明示し、ステルスマーケティングにならないようにする

⑤ソーシャルリスニング
SNSを通してユーザーの意見を収集・分析し、マーケティングに活用する
●従来のアンケートと比べて、より自由で率直な意見を収集できる
●自社商品やサービスで検索し、どのような内容が投稿されているか、どのような写真やハッシュタグが使われているか、などを調査する
●SNSマーケティング施策の改善検討、商品開発やサービス改善への反映、広告配信の効果測定、トレンドの把握、競合他社分析、炎上や風評被害へのリスク管理…などに活用できる
SNSのビジネス活用は、単なる情報発信だけでなく、認知度や集客力を高め、売上や顧客満足度の向上につながる大きな可能性を秘めています。まずは、できるところから一歩踏み出し、SNSをご自身のビジネスの強力な武器に変えてみてはいかがでしょうか。
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(構成 / アイ・モバイル ITマーケティング研究所)
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