アクセス数を集める新コンセプトの自習カフェ〜

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アクセス数を集める新コンセプトの自習カフェ〜

近年、都市部を中心に増えつつある会員制の有料自習室。新大阪駅ほど近くに、新大阪・西中島エリアで初となる有料自習室「自習カフェ」が昨年オープンした。 ”大人が勉強できる空間”を提供する同店は、BESTホームページ利用企業の中でトップのアクセス数を誇る。経営者の柳原忍氏、顧問税理士の野垣浩氏、監査担当の田嶋哲也氏に話を聞いた。

カフェのような勉強空間


大人が勉強できる空間を提供する会員制の有料自習室「自習カフェ」

――開業の経緯を教えてください。

柳原 きっかけは『戦略経営者』で紹介されていた有料自習室の記事だったんです。現在新大阪にある経営大学院に通っているんですが、この歳になって勉強するということに物凄く意味を感じるようになって。周りにも勉強している仲間がたくさんいます。そういった勉強する人を応援する仕事に意義を感じましたし、ビジネスとしても面白いと思いました。

実際、大学院の同級生でも勉強する場所に困っている人は多いです。自宅では誘惑が多くて集中できない、で、現状は皆カフェや喫茶店に行ってやっている。自習室のような勉強できるスペースは凄くニーズがあるんだろうなっていう実感もあって。ビジネスとしてやってみたいという思いから「自習カフェ」を始めました。メインターゲットは男性サラリーマンで資格取得を目指している人に設定。乗降客が一番多い御堂筋線沿いで且つ新大阪駅からも歩いて来られるこの場所を選びました。


解放感があるカフェみたいな休憩スペースがあり、記憶の定着に良いというアルファー波が出る音楽を流しています。

――他の自習室と比べて特徴は?

柳原 まず、解放感があるカフェみたいな休憩スペースがあることですかね。カフェという店名にしたのも、そういう落ち着いた雰囲気で勉強できる場にしたいと思ったからなんです。ちょっと喋ったりお弁当も食べられるので、1日中いる人にとっては気分転換に利用していただけます。ゆったり勉強できるよう席の通路幅もあえて広く取っていますし、設備面には絶対の自信を持っています。 また、音楽を流しているのが大きな違いです。他の自習室は静けさを売りにしていますが、実際に見学してみて静かすぎると気を遣うというか落ち着かなかったんですね。なのでうちでは有線を引いて、記憶の定着に良いというアルファー波が出る音楽を流しています。 料金は月額制で、土・日・祝日だけ使うとか9~17時だけ使うとか、色々なコースを用意しています。サラリーマンをターゲットに考えているので、平日夜5時以降と土・日祝日全部使えるコースは、他店と比べてかなり安く設定しています。

HP経由の問合せは成約率が高い

――ホームページ(以下HP)をどのように活用されていますか。

柳原 開業前からHPは作るつもりでいました。そもそもこういう勉強スペースを月額で借りられるって知らない人がほとんど。その人たちに知ってもらう手段として、HPしか思いつく媒体がなくて。(監査担当の)田嶋さんに相談したら、無料で使えるからと玉手箱コース(TKC自計化システム利用企業対象で3年間無償)を紹介してもらいました。やってみたら本当に凄く簡単で。写真も自分でアップできるし、好きなように文章も書けるし。ITスキルがなくても更新とか変更が容易にできるのが便利ですね。 今はお客さんと接点を持てる場所がHPしかないので、検索結果の順位をいかに上げていくかが課題です。SEO対策として、ページごとにきちんとキーワードを設定したり、こまめに更新したり。一時は毎日触っていました。アクセス数を増やすために、リスティング広告と自習室の比較サイトへも広告を出しています。

――HPの反響はいかがですか。

柳原 多い時は月に2000人以上がHPを見ています。関心を持っている人がこんなにもいるのは、正直驚きでした。季節変動はありますが、去年の春には月50~60件の問合せがありました。問合せいただいて見学に来られると、7~8割は契約されます。HPを見て他店と比較した上で、ほぼ決めて来られるんでしょうね。成約率はかなり高い。そういう意味でもHPの役割はとても重要だなと思います。

――今後の展望についてお聞かせください。

柳原 せっかくたくさんの方に見ていただいているので、もっと来店につながるようにしたいですね。HPの効果測定機能を利用して、ページの人気ランキングをチェックすると、「室内の雰囲気」と「料金表」のページが特によく見られています。うちの特徴がより伝わるように内容をもう一度考えたい。利用者の方のビジネススキルが上がれば仕事の選択肢も増えますし、会社にしばられない働き方もできます。それを応援できるこの仕事は社会的意義があると思っています。ノウハウを構築して、いずれはフランチャイズ化したいと考えています。

――中小企業のウェブ活用についてどのようにお考えですか?

田嶋 中小企業は、うちはこんな会社ですっていう会社案内を持っていないところが多いですよね。名刺一本で行くしかない。その時にHPがあれば詳しくは見てくださいと案内できる。それが1つあるのは中小企業にとっては大きいんじゃないでしょうか。会社案内としてでも良いし、さらにそこから集客ができたら尚良いと思います。

野垣 自習カフェ様のアクセス数の多さを見ると、HPの存在はものすごく意味があると感じます。玉手箱コースは紹介しただけですが、ここまで活用してもらえている。無償というのも入りとして凄く良いですね。このようなインフラを提供できるのは事務所にとっても強みになると考えています。

 

この度は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。

右から野垣税理士、柳原社長、田嶋監査担当

右から野垣税理士、柳原社長、田嶋監査担当

自習カフェ(株式会社I’llbe) 
住所:〒700-0034 大阪府大阪市淀川区西中島3-21-13新大阪日新ビル7階 
TEL :06-6195-5229 
HP:http://www.jishuucafe.com/

(インタビュー・構成/アイ・モバイル 株式会社)
株式会社TKC発行のビジネス情報誌「戦略経営者」に掲載された連載記事を掲載しております。

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