思いが伝わるHPでおいしいお米のファンを作る

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思いが伝わるHPでおいしいお米のファンを作る

京都・山科を拠点に米穀類の卸・小売りを行う洛東食糧品販売企業組合。直営店「米のらくとう」には、全国の産地から選び抜いたブランド米が並ぶ。米離れが進む中、本当においしいお米を届けたいと語る代表理事の濱崎圭一氏に、松田進顧問税理士、小島慶嗣監査担当を交えて話を聞いた。

 

 

こだわりの米を最高の状態で提供

府内最大級のブナ林がある丹後大宮産コシヒカリ「いかが紫峰米」

―― どんなお米を扱っているのですか?

濱崎 最上級の特A米を中心に、味・品質ともに納得のいく米だけを揃えています。例えば、関西で人気の近江米の中でも、当店が扱うのは最も味が良い湖北産のみ。全てスタッフ全員が試食しておいしいと認め、穀粒判別機・食味分析計による品質検査に合格したものです。有名銘柄以外に、他店にはない逸品を提供できるよう、産地との直接取引にも力を入れています。

―― 押しは何でしょう?

濱崎 府内最大級のブナ林がある丹後大宮産コシヒカリ「いかが紫峰米」です。五十河は、昼夜の寒暖差が大きく、ブナ林に浄化されたミネラル豊富な水が最初に流れてくる地域。ここで栽培された紫峰米は、本当においしいと評判です。縁あって農家さんとの直接契約が実現し、今ではほぼ全量を扱っています。

―― こだわりを教えてください。

濱崎 京都では当店だけが導入しているマイナスイオン精米です。静電気を帯びない特殊な精米で、炊飯時にムラなく吸水し、ふっくらと炊き上がるのが特徴です。べちゃっとせず、しっかりした食感で、噛めば噛むほど味がでる。冷めても硬くなりません。マイナスイオン精米を導入後、卸先の寿司店の大将から「常連客に“シャリが美味しくなった”と言われた」と直に聞き、同じ米でもそれほどの違いが生まれるのだと自信になりました。

 

全国13銘柄の2~3合サイズの真空パック

―― 今後力を入れたいことは?

濱崎 現在は量販店や業務店への卸が主ですが、一般のお客さまをより増やしたい。山科では米2キロからご家庭への配達サービスを行っています。また、様々な米を手軽に試していただけるよう、全国13銘柄の2~3合サイズの真空パックを作りました。食べ比べて自分好みの味を見つけていただくなど、多くの方に美味しい米を楽しんでいただきたいと思います。

一般顧客からの大量注文も


―― BESTホームページを導入されたきっかけを教えてください。

濱崎 小島さんから提案いただき、無償の玉手箱コースでHPを開設したのが最初です。運用するうちに、HPは当店を知ってもらうのに重要なツールで、もっと活用しなければという思いが高まり、アクセスアップコースへ変更しました。単なる会社紹介に留まっていた以前のHPに比べ、驚くほど見栄えが良くなり、当店の思いやこだわりが伝わるものになりました。

―― 使い勝手はいかがでしょう。

濱崎 簡単に編集できるので、こうしようと思ったことをすぐに自分で反映できるのが大きな魅力です。常に変えないといけないのはトップページのお知らせ欄。季節商品の案内や休業日など、なるべく更新するようにしています。

―― HPの反響は?

濱崎 本格的に取り組み始めてから、HPを見た個人の方から注文が入るようになりました。結婚式の引き出物に出身地である新潟県佐渡産のコシヒカリを使いたいと、3合パックを90個注文いただいたこともあります。他にも、転勤の挨拶に配る目的で大量注文されたり、小分けの真空パックが人気です。色んな思いや用途で米を買われる方がいるんだと、新たな発見につながっています。

―― 今後のHP活用法についてお聞かせください。

濱崎 今以上に掘り下げた情報、案内方法を考え、魅力ある、暖かみのあるHPにしていきたい。真空パックは、引き出物やお礼、ノベルティーとしてご提案することで、さらに需要を喚起できると期待しています。また、当店でしか手に入らない「いかが紫峰米」をもっとアピールするのも大切です。作り手と付き合いの長い当店だからこそできる産地の生の情報を発信し、認知度を高め、ファンを増やしていきたいと考えています。

―― 中小企業のウェブ活用についてどのようにお考えですか?

小島 HPの見栄え・品質は、企業への印象を左右する重要な要素です。良い商品を扱っておられるからこそ、よりクオリティの高いHPが望ましいと、コース変更をお勧めしました。編集しやすくなった点も大きな利点です。ご自身の言葉で直接書いていただくことで、濱崎様の思いがしっかり伝わる、特色が出たHPに進化したと感じます。

松田 今はHPがあって当たり前の時代。なければ信用に欠けてしまいます。名刺交換をした企業について検索すると、HPが出てこないところは稀でしょう。当事務所の関与先様でも玉手箱コースをきっかけに、HPを開設するケースが増えています。さらに一歩進んで、有効に活用していただけたらと思います。

この度は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。


「米のらくとう」の代表理事の濱崎圭一氏に、松田進顧問税理士、小島慶嗣監査担当を交えて話を聞いた。

洛東食糧品販売企業組合
住所:〒607-8169 京都府京都市山科区椥辻西浦町7番地
電話番号:075-592-6667
HP:http://www.komeno-rakutou.com/


(インタビュー・構成/アイ・モバイル 株式会社)
株式会社TKC発行のビジネス情報誌「戦略経営者」に掲載された連載記事を掲載しております。

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